切手の年と、描かれた風景の年は別でした
錦帯橋の図案を調べ、日本郵便の「浮世絵シリーズ 第1集」にたどり着きました。2012年8月1日発行の切手には、歌川広重の「六十余州名所図会 周防 岩国錦帯橋」が使われています。
同じ公式説明には、連作版画の制作期間が1854〜1856年とあります。切手の発行年を、そのまま風景の年代にしてはいけないのですね。
図は独自の整理です。1854〜1856年は連作全体の期間で、この一図の正確な制作年を確定した表示ではありません。
今の姿と並べるとき
岩国市の公式案内によると、錦帯橋は1673年に架けられ、流失後の再建や架替えを重ねています。古い図案と現在の写真を比べても、木の部材がずっと同じだとは言えません。
整理する欄は「切手の発行日」「図案の原作品と年代」「橋の来歴」「写真の撮影日」の四つ。写真を比べるなら岸のどちら側から見たかも添えたいです。橋の名前が同じでも、絵・建物・写真の時間はそれぞれ違います。
今回は公式資料の読み合わせと年表制作まで。切手の現物所蔵や現地訪問、現在の写真撮影は確認していません。
出典
日本郵便「特殊切手 浮世絵シリーズ 第1集の発行」 https://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/tokusyu/2012/h240801_t.html
岩国市公式「錦帯橋 概要」 https://kintaikyo.iwakuni-city.net/summary.html
2026年10月1日確認。切手の発行日は2012年8月1日。各ページの発表・更新日は未確認。新発売の案内ではなく、過去の図案を読み解く記事です。
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