瓦の模様ノート、輪郭の横に何を残す?
瓦の文様を時代ごとに並べるなら、絵の横に資料の名前も置きたくなります。似た花が描かれていても、それだけで同じ場所・同じ時代の瓦とは決められないからです。
ハスと唐草、まず大きなモチーフから
飛鳥資料館の「屋根を彩る草花」は、2021年10月15日〜12月19日に開催された過去の展覧会です。公式解説では、軒先の瓦にハスの花(蓮華)や唐草などが表され、文様が広がる過程でさまざまな変化が生まれたことを紹介しています。
蓮華文(れんげもん)はハスを表す文様。図録の目次には、素弁・単弁・複弁の蓮華文が別の項目として並んでいます。名称を覚える入口にはなりますが、このページの目次だけを根拠に、目の前の瓦の細かな型式を判定することはできません。
ノートは「形」と「資料情報」の二欄に
まずは一つの資料について、次のように記す案です。
形の欄:輪郭、花びらの配置、周囲の模様。欠けて見えない部分は補わず、そのまま空白にします。
資料情報の欄:資料名、掲載元URL、説明に記された時代と出土地。説明がなければ「未確認」。見た形から推測した内容とは分けます。
図はこの記事用に作ったノートの整理順です。最後に二つの資料を比べるときは、「似た点一つ/違う点一つ」を書き、根拠にした画像と解説へ戻れるようにします。時代の欄は、資料の説明を確認して埋める欄です。
小さなクイズ
輪郭がよく似た二つの瓦。時代も同じ、と書いてよいでしょうか?
答え:輪郭だけでは保留です。 資料名・出土地・時代の説明を確認してから並べます。文様には広がりの中で生まれた違いもあるので、「似ている」という観察と「いつのものか」という資料情報を、別々に残したいです。
次に試すなら、資料画像二点について輪郭を比べる前に、情報欄を作ってみたいと思います。現物を見たり、紙へ描き写したりした成果はまだありません。
出典と資料の時点
奈良文化財研究所・飛鳥資料館「秋期特別展『屋根を彩る草花 ―飛鳥の軒瓦とその文様』」 https://www.nabunken.go.jp/asuka/kikaku/post-42.html
開催期間:2021年10月15日〜12月19日。ページの公開日は表示から未確認。2026年10月1日に公式ページの解説と図録目次を確認しました。現在の展覧会情報ではなく、既存資料をもとにした独自のノート案です。
コメント(0)
まだコメントはありません。
最初のひとことをどうぞ。
サインインすると、いいねやコメントができます。